入笠山に思う事

最初に入笠山を歩いたのは1953年5月、旅行作家KIさんと一緒だった。当時はまだ山に夢中と言うほどではなく一年に3〜4回KIさんと北アルプス・尾瀬・秩父などを歩いていた。
当時の入笠山はバスもゴンドラも無く新宿発23時55分?の夜行鈍行利用で青柳駅か富士見駅のどちらかから歩き始め結構時間の掛かるキツイ山だった記憶が有る。
山小屋風の建物の前での記念写真が一枚残っているが、山頂の大展望などあまり記憶が残っていない。KIさんと当時の話をすると・・・寒かった事、文化服装学院の生徒さんと一緒になり、写真を撮ってあげてその写真を送りしばらくは文通が続いた事などの話が出る。
中央高速が走りゴンドラも出来、1955mの山頂に日帰りで立つ事ができるとは当時は夢にも思わなかったが静かな山では無くなった。
それにしても霧ヶ峰and入笠山と2週続けての山歩きは独身時代以来の事でいささか疲れたが、元気で歩ける事に感謝!