陣馬山

旅行作家 I さんと久し振りの山歩き。I さんは今年始めに南米パタゴニアに出掛け左足首骨折のトラブル、そして復調後初めての山歩きとなる。
さて行く先は陣馬山、陣馬高原下より新道を登り一ノ尾根を下ると言う通常の逆コースを選んだ。新道はいつも下りに利用、短時間で高原下に降りられる便利な道だが登りとなるとかなりきつそう。
高尾駅9時待ち合わせ、バスもがらがらゆったり乗車で高原下へ、車窓にはミツバツツジのピンクが映える。天気予報は晴れだがどんより曇り、昨日の激しい雨で道の悪いのは覚悟の上でスパッツ・ストックそして雨具も完備、さて晴れるかな・・・10時25分出発。
車道歩き20分ほどで沢沿いの新道に入るが沢の水量は多い。古いベンチを過ぎるといよいよ登り、昨日の風雨のお陰で小枝と葉っぱが散乱し絨毯状、我慢の歩き1.5時間で八王子山の家に到着(しばらく来なかった間に山の家はきれいに取り壊しさら地になっていた)付近にはニリンソウの群落が有るが花はまだまだ・・・北側は冬枯れ景色、それでもサンシュユの黄色が春を感じる。
丁度12時、I さんは手作り弁当、kisasaはコンビニおにぎりでの昼食休憩とした。北風が当たり手が冷たくなるほど寒い。
ここから通常は陣馬山に直接向かうのだが今日は一寸理由が有って和田峠経由で陣馬山に向かう。和田峠からは木の階段を直登30分、これが本日の一番キツイ所で一気には上れなかった。腿とお尻の筋肉が悲鳴を上げ休み休みでやっと山頂着、山頂には人影も少なく小屋もお休み、薄く雲がかかりあまり展望は良くないが目の前に生藤山、権現山、扇山など、遠くに丹沢・道志の山々、そして奥多摩・大岳、御前山などが薄く展望出来た。
40分ほどコーヒータイム、大福・イチゴ・キンカン砂糖漬けなどを並べて話し込む。一ノ尾根を下るは初めて、登りは山頂を目指すので迷うことはないが下りは道が枝分かれして分かり憎い、間違えると栃谷尾根或いは高尾山方面へ入ってしまう。I さんがMapを確認一ノ尾根に入る。
しばらく急降下を続けると明るい緩やかな尾根歩きとなり南斜面にはスミレ、アズマイチゲなどが顔を見せる。相変わらず小枝と葉っぱが散乱下りではすべり安い。和田への分岐を2本見送り快適な尾根歩きが続く。沢井、落合の集落が近づくと山の斜面にヤマザクラ、更に下るとモモ、レンギョウミツバツツジなどが咲き乱れ華やか・・・
16時陣馬登山口バス停着、沢井川沿いの車道を藤野へ、途中カタクリ群生地を見つけたが花は皆下向きでお休み状態、トンネルを抜けるとまもなく藤野駅16時30分着。
I さんとは昭和26年夏尾瀬行き以来50数年のお付き合い、後期高齢者の年になっても山歩きが出来るとは有り難い事と感謝!!